お父さん! PSA検査で前立腺がんを防げるのです


なるほど!週刊健康トピックス 医療・健康にまつわる最新ニュースや流行のトピックスをお届けします。 今週のトピックスは・・・ 2007.06.28 増加する前立腺がんに歯止めの切り札〜PSA検査 最新のトピックスを読む バックナンバーを読む 前立腺は男性の膀胱の下、恥骨のやや奥にあります。初期の前立腺がんを患っていても自覚症状がほとんどなく、検査をしないと病状の程度がわかりません。前立腺がんは、症状が出てからでは遅く、すでに転移している割合が前立腺がん全体の50%ともいわれており、なかでも骨への転移が多くみられます。
群馬大学泌尿器科准教授の伊藤一人先生によれば、「日本の前立腺がん患者数は急激に増えており、2020年の卵ェでは肺がんに次ぐ数になる」とのこと。そして死亡者数も、2020年には2000年の約3倍になると卵ェされているのだそうです。
前立腺がん診断の切り札ともいうべき検査は「PSA検査」です。PSA(前立腺特異抗原)は、血液中に存在するたんぱく質の一種で、前立腺から分泌されます。前立腺がんになるとPSAは大量につくられ、血液中に増加し、血液検査での発見が可狽ニなります。
できれば40歳代から、遅くとも50歳代に入ったら一度前立腺がんの検査を受け、PSA値を知っておくことが大切です。それ以降は年一度の検査を継続して受け、その推移をみるのがよいとされます。しかし残念ながら、日本の50歳代男性のPSA検査率はわずか5%にすぎず、前立腺がんは増加の一途をたどっています。 『ブルークローバー・キャンペーン』には、「気合だ〜」でおなじみのアニマル浜口さん・京子さん親子をはじめ、チャリティーコンサートをプロデュースしているタケカワユキヒデさんらも参加。「手軽なPSA検査を受けたい。京子が安心してオリンピックに行けるようにね」とアニマル浜口さん。 日本でも前立腺がんキャンペーンで増加ストップの期待がかかる アメリカでは、50歳代男性の4人に3人がPSA検査を受けているという報告があります。1990年代、前立腺がんはアメリカ人男性のがん罹患率1位、死亡率2位と最悪でした。そこで『ブルークローバー・キャンペーン』をスタートさせ、PSA検査の普及に努めた結果、1990年初頭を境に減少に転じているのです。
先述の伊藤先生がアメリカでタクシーに乗ったときのこと、「PSA値が○○なんだけど、大丈夫かな?」と質問され、アメリカ国民のPSAに対する意識の高さに驚いたといいます。「PSA検査はわずかな血液採取でできるとても手軽な検査です。最近では、人間ドックの検査項目の一つとして入ることも多くなってきました。健康診断の際に、ついでにPSA検査もお願いしてみては」と、日本でのPSA検査の認知と普及に目を向けます。 日本の前立腺がんの蘭h医療は10年遅れで、まだまだこれからといった感がありますが、2006年から『ブルークローバー・キャンペーン』が日本でもスタート。前立腺がんの正しい知識と、検診率の向上、がんの早期発見・治療を推進しています。
PSA検査は、前立腺がん診断において「世界共通、もっとも有効で確かな検査」といわれています。そこでお父さん! 健康診断や人間ドックで、採血とあわせてPSA検査を実施しているか調べてみてください。女性からも「手軽で簡単な検査があるわよ」とひとこと、教えてあげてください。 このニュースに関連する診療科目
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